報告|12/21 ムスリム理解講座

川崎市立看護大学の五味麻美先生をお招きしての「ムスリム理解講座」無事終了しました。

 

カムオンメンバーからは事務局含め3名、地域子育て支援、外国人支援に関わる方々と合わせ10人でお話を伺いました。

 

五味先生の海外でのボランティアの経験、青年海外協力隊員として、バングラディッシュでの母子保健活動のご経験をたくさんの写真をそえてお話しいただきました。

バングラディシュでは、ベンガル語が主な言語で、言葉を覚えるところから、活動を始められたそうです。異国の地で見た目も文化も違う人たちとも、実際に出会い交流してみれば同じ「人」でした、という言葉に、子育て支援・外国人支援の原点、大事なことだと、改めて感じました。

 

「イスラム教」というと、服装などの見た目、世界情勢などから、正直とっつきにくさもありますが、信仰に厚く「善い行いをしなさい」という教えもあり、とてもまじめな方も多いそうです。また、自身が「ムスリム」であることに誇りを持っている方も多いというお話も印象的でした。

一日に数回行う礼拝や、食べてはいけないもの(ハラム。逆に、食べてもよいものがハラル)など、日本人としては生活上なじみがない事柄も多いですが、その人それぞれに信仰の考え方あるため、その人の希望など丁寧に聞き取りをすることが大事とのこと。

特に日本で妊娠、出産、育児を経験したムスリムのママたちの声をご紹介いただきましたが、すべてに対応できないとしてもできる限り寄り添うことが大事だということも改めて思いました。これは相手が外国人やムスリムに限らず、相手の文化や背景について配慮する、どうしたいか、何を望んでいるのかを聞く、確認することが、大事なプロセスだと思いました。

 

講座終了後は、ランチをしながらも交流タイム。

講座の感想や、子育て支援の現場の話題など、おしゃべりが盛り上がりました。

この時間がまた、楽しく、情報収集にもなるので、なるべく設けるようにしています。

また支援の輪が広がると嬉しいです。

 

 

最後に情報提供です。

 

 

日本で暮らす外国にルーツのある子ども・子育て支援サイト

 

このサイトのベンガル語を、五味先生が担当されているそうです。

ベンガル語の情報はとても貴重ですね!

 

必要な方に届きますように。