リポート|「みんなで水餃子&焼き小籠包を作ろう」

 

6/4は、日曜日でしたが、

瀬谷区地域子育て支援拠点にこてらす主催で、

ワールドファミリーDay「みんなで水餃子&焼き小籠包を作ろう」というイベントが開催されました。

 

カムオン・シェシェの代表を務める中国出身の林は、にこてらすのひろば責任者でもあります。

 

今回のイベントの参加者は、中国出身のママたちが多かったのですが、他の国の方、また日本人でも多文化交流に興味のある方も参加して、にぎやかな会になりました。日曜日だったこともあり、パパの参加も多かったです。

 

事務局である金子は、少しでも外国人ママに交われれば、と思いお手伝いに伺いましたが、お料理のお手伝いに入るスキなし(笑)

 

iPad片手に記録と、調理室とひろばの連絡係に徹することになりました。

 

中国人ママたちのチームワークと手際の良さが素晴らしかったのですが、

あとで聞けば特にそれぞれが知り合いでもないそうで、、、

「中国人は、『はじめまして、こんにちは』がなくても、すぐに仲良くなれるよ」とのこと。

ちゃきちゃきと生地をこね、伸ばし、ちぎっていき、それぞれ持参の「my麺棒」で器用に餃子の皮を作っていきます。

 

他のママたち、子どもたちも「みようみまね」で、皮を作り、餡を包みました。

そのうち調理室では小籠包作りが始まります。

 

餃子の皮と違って、小籠包の生地はドライイーストが入っているそうです。

お手伝いに来てくれた台湾出身の学生ボランティアさんによると「あれは、肉まん」とのことでした。

なるほど・・・。地域によって少し扱いが違うんですね~。

 

餃子にしても小籠包にしても、手作りの皮は柔らかくて伸びるので、餡をたくさん入れても無問題。

丸々とした餃子と小籠包がどんどん出来ていきます。

 

水餃子はどんどん茹でられ、

小籠包はどんどん焼かれ、、、

 

「餃子の皮が余ったよ」

「じゃあ餅(ピン)にしよう」

砂糖と小麦粉を混ぜたものを包み、平らに伸ばして焼く、甘いお菓子ができてきます。

 

「まだ餃子の皮が余ってる。小籠包の餡残ってる?」

「残ってるよ。じゃあ、これは焼き餃子にしよう」

 

という、おそらく中国語のやり取りがあり、

お料理は4種類になったのでした。

 

 

美味しい餃子と小籠包をいただきながら、中国人ママが言うには、

「日本人は餃子はおかずというけれど、中国では主食です」。

そう、皮がもちもちで、おなか一杯になりました。

 

食事が少し落ち着いたころ、みんなで順番に自己紹介。

出身地や、旅行や仕事で行ったことがある国などをお話してもらったり、

今日の感想などを聴いたりしました。

 

あるママは、

「3.11の地震の時のことを思い出しました。

その時、出産予定日が近くて、水も電気も止まって不安だった。

このような楽しい会を開いてくれてうれしいです」と。

 

日本人も、外国人も、安心して子育てができること。

それにはやっぱり普段から安心して過ごせる場や、

信頼できる人との出会いが大事よねと、しみじみ実感しました。

 

地域の日本人側が、心を開くこと。

日本で暮らしてきた外国にルーツのある人たちが、

同じ立場の人たちとともに助け合って生きること。

この2点がうまく作用する場を作っていけたらいいなぁ、と。

 

写真は、にこてらすFACEBOOKより拝借しております。